企業の取り組み:トヨタ自動車
トヨタ自動車は、大気浄化能力が高く、ヒートアイランド現象の抑制効果が高い、屋上緑化に適したクチナシの新品種「ヴァルト」を開発し、子会社のトヨタルーフガーデンを通じて10月から販売を開始した。
クチナシは元々、クスノキやユーカリといった樹木に匹敵する高い大気浄化能力を持っており、常緑樹の中でも水分蒸散量が多いグループに属する。蒸散の際に気化熱を奪い気温を下げるため、ヒートアイランド現象を緩和する能力が高く、屋上緑化に適した植物とされる。
また、成長が遅く樹高が伸びにくい特徴もあり、せん定などの手間がかからない点でも屋上緑化に好適という。
「ヴァルト」は、品種改良により、植物がガス交換をするための気孔が開きやすい性質を持たせてあるために、NO22やSO2などの大気汚染物質を吸収する能力、水分の蒸散量とも、従来のクチナシに比べて1.7倍程度高い能力を持つのが特徴。
同社は、新品種の開発・販売が、屋上緑化の需要開拓につながり、将来的には、道路の緑化も含めて幅広く活用されることを期待している。
単価は、12センチサイズのポット苗で500円。

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