ヒートアイランド対策:遮熱性舗装

遮熱性舗装とは、日射エネルギー量の約半分を占める近赤外線を高反射して、舗装路面の温度上昇を抑制する舗装である。そのため、歩行者空間や沿道の熱環境の改善、ヒートアイランド現象の緩和が期待されています。詳細な特徴としては、以下のことが挙げられる。
・温度抑制機能
太陽光を反射し、路面温度と舗装の蓄熱量を低減させる。
・快適性
周辺の気温を低下させ夏季の道路環境を改善する。
・機能の多様化
温度抑制機能に加え、騒音低減効果、排水機能の両立が可能である。
・容易な管理
温度抑制機能を発揮させるための散水等の面倒な管理が不要である。
・耐久性の向上
路面温度上昇を抑制するため、舗装体の塑性変形抵抗性が向上する。
・排水性舗装の飛散防止
遮熱材により舗装表面を保護するため、舗装の飛散防止効果も期待できる。
・多様なカラー化
多様なカラーバリエーションがあり、景観舗装としても利用可能である。
近年では、施工実績が急増している。年間の具体的な施工実績は以下のとおりである。
・2002年度 1,925平方メートル
・2003年度 49,940平方メートル
・2004年度 41,686平方メートル
・2005年度 35,919平方メートル
・2006年度 100,303平方メートル
2006年には急増し、累計実績も229773平方メートルに達している。
2006年度の実績増加は、沖縄など地方都市での工事されたことが増加に寄与している。東京都内では、文京、台東、荒川、墨田、新宿、中央、足立、港、江東など区が発注する工事も目立ってきている。
バスレーンなど道路の部分的なカラー化といった小規模な工事でも遮熱性舗装が取り入れられてきている。
また、兵庫県のように、ヒートアイランド現象を抑制する舗装技術の設計・施工要領を策定する自治体も出始めており、本格的な導入に向けた動きが加速している。
ちなみに、遮熱性舗装技術研究会では遮断性舗装を以下のように定義している。
「室内照射試験で新規アスファルト舗装の路面温度が60℃に達したときに、近赤外線を高反射して舗装路面の熱吸収を防ぐ機能により、明度50の場合に10℃以上の表面温度の上昇抑制が期待できる舗装。」

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